どうも銀座アバンココボワールの美容師、齋藤雄太です!
今回は最近話題になっている酸性ストレートの魅力についてです。
ざっくり解説していきましょう。
- そもそも酸性ストレートって何?
最近巷で耳にする機会の増えた酸性ストレート。
酸性って何?
ここからですね。
ストレートパーマ、縮毛矯正はうねる髪の毛を真っ直ぐにする技術です。
簡単にいうと
- 薬の力で髪の毛を柔らかくする(髪の毛の結合を切る)。
- ストレートアイロンでまっすぐにする。
- 固定する薬をつける(再結合させる)。
これが手順です。
そのうち、1の薬が従来はアルカリ性の物が多かったのですが、酸性のタイプも出てきたということですね。
薬剤の種類がアルカリ性、酸性と種類が分かれているということです。
ちなみに小学校で勉強したリトマス紙の酸性、中性、アルカリ性のことですね。
- なぜ酸性?
ではなぜ酸性なの?という話ですね。
Q:従来のアルカリ性ではダメなのか。
A:ダメではありません。
むしろ、健康毛には従来のやり方が合う場合が多いです。
酸性の良いところは何か。
その前に、まずは時代背景から説明します。
ストレートパーマが普及したのはもう20年も30年も前の話です。
その頃と今と比べると圧倒的にカラーの需要が高まっています。
サロンカラー、ホームカラー等々傷んでる髪の毛の方が多くなった、ということです。
パーマやアイロン施術もダメージの原因になりますね。
傷んだ髪の毛に対して従来の薬はパワーが強いんです。
つまりアルカリほどのパワーが要らない施術が多くなった、ということです。
細かくいうとアルカリ性の薬は表面のキューティクルを開く力があります。
なので薬の調節を間違えたり、時間を置きすぎるとちぢれてしまうこともあります。
もしかしたら今まで毛先がちりついてしまった経験のある方もいるかもしれません。
よく考えてみれば、うねっている髪の毛を真っ直ぐに伸ばすわけですから負担にならないわけがないですね。
そこで傷んだ髪の毛に負担をかけずに内部に浸透させる酸性の薬剤の登場です。
- 酸性ストレートのメリットは?
ようやく本題です。
これをすると何が良いの?といことですよね。
端的に申し上げると、ものすごくツルツルのツヤツヤになる。
これに尽きます。
ものすごく柔らかくツヤツヤ、これだけでやってみたくなりますよね?
しかも負担が少ないのでその後のダメージリスクが低いです。
今まではできなかったダメージ毛や、触って切れるほどのハイブリーチでなければブリーチ毛にもかけられるのも素晴らしいです。
従来のアルカリよりも柔らかく仕上がるので不自然な真っ直ぐさがありません。
良いことばっかりですね。
ただ酸性ストレートにも弱点があります。
- 酸性ストレートのデメリット
メリットは述べましたが、正直にデメリットもお伝えします。
大きく2点
- アルカリに比べてとても時間がかかる
- アルカリに比べて健康な髪の毛にはパワー不足
ということです。
1の時間に関しては髪質にもよりますが、大体30〜40分ほど薬を置かないといけません。
そのくらい?と思う方もいるかもしれませんが、アルカリの薬の場合は早いと数分でお流しする場合があります。
3分が30分になったら待ち時間10倍なので気になる点です。
2のパワー不足に関しては、カラー等すでにダメージのある髪に関してはとても良いのですが、全く何もダメージの施術をしていない健康毛の方もいらっしゃいます。
例えば、学生さんでカラーもしていない、アイロンも使わないけどクセは気になる。
こんな元気な髪の毛のことをバージン毛と呼びますが、その場合はアルカリタイプの方がおすすめです。
なぜなら傷んでない髪の毛に対してなので負担よりパワーを優先したいからです。
ただしクセを完全に真っ直ぐにするよりもツヤ重視という場合は酸性もアリかもしれません。
- まとめ
長くなりましたが、酸性ストレートの魅力わかって頂けたでしょうか。
髪質によってケースバイケースというのは当然です。
デメリットはあるものの、それを超える良さを実感頂けるはずです。
しかしなぜここまで酸性、アルカリ性とうるさく比較してきたかというと…。
酸性ストレートのできるお店がまだ少ない!
ということに注意しなければなりません。
まだまだ技術的にも普及していないので試したくてもやっていない場合が多いと思います。
気になる方は是非銀座アバンココボワールまでご相談ください!