人を育てるということ

どうもアバンココボワール銀座の美容師、齋藤雄太です。

今回は久し振りにちょっと真面目な話です。

最近、教育に関することをよく考えます。

教育…読んで字のごとく教えて育てる。

お店によって様々な教育システムがあると思います。

カリキュラムがしっかりと構成されていたり、各々のやり方に任せたり。

僕らの会社もカリキュラムがあります。

というか、作りました。

それに向けて後輩たちはみんな頑張ります。

土曜の夜バリバリ働いた後でもモデルを連れて来て練習します。

月に一回はドキドキしながらチェックもします。

みんな手が震えます。

そんな中で自分の力を精一杯アピールします。

それってわざわざ必要なのかなと、思う人もいます。

誰だってやればできる、ある程度は…。

でも、個人ではなく組織で仕事をする以上はみんなが認めないとダメだと思う。

だからこそ、1人の後輩を先輩みんなで指導するし、評価する。

全員で成長に責任を持つ。

逆に後輩たちも先輩を様々な面で見ている、評価する。

お互い常に気の抜けない関係でありたいと思う。

練習時間もそう。

僕らの時代(10年くらい前)は朝早くから、夜遅くが当たり前で不思議にも思わなかったこと。それよりも前はもっとハードだったはず。

でも今は、有名店でも勤務時間が見直される。自主練という名目でもなかなか残りにくいかも。

会社という組織としてはなかなか難しい課題。

そうなると、昔よりも練習時間が限られるので技術の向上に時間がかかり全体の質が落ちてしまう。

しかし、業界全体がそうかというと、そんなこともないはず。

重要なのは時間の使い方と向き合い方、そして関係性。

やるやつはやるし、やらないやつはやらない。

この考えってすごく当たり前だけど、それを言い切っては僕の好きなリーダー像ではないと思う。

僕はやはり理想を掲げたい。

みんなで上昇する集団を作りたい。

やらないやつがやらないままなのは、リーダーがやり切ってないから。

もっと言えば、心血を注いでいないから。

せっかく同じ空間にいるのに冷めてるのなんかもったいない。

だから無理やりでも、嫌がられても、やる。

沈みそうなやつがいたら首根っこ掴んでも引っ張り上げる。

やるって言ってるやつがいたら、とことん付き合う。

そしてみんなで乗り越えた先で笑えたらすごく幸せだと思う。

時代とか社会とか関係なく、ブレない芯を持ちたい。

頑張ってるやつがいたら応援したい。

でも、自分はその頑張ってるやつよりもっと頑張りたい。

相乗効果で上がっていきたい。

まだまだ若輩者なので理想論ばかりです。

実績も伴っていません。

でも芯をブレさせずに進めば、1年後か5年後か10年後か分かりませんが、きっとみんなで笑えると信じてやまない今日この頃です。

(えらそうなことを言いつつ、影でこそこそ勉強するのが僕の日課です。)