成長させるという義務

どうも銀座アバンココボワール美容師齋藤雄太です。

GWが始まり、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

旅行に行くもよし、ゆっくり過ごすもよし。

働くもよし!

と言うわけで、しっかり働いております。

というか、10年以上美容師やってると休みの概念が変わるのでもはや世の中と合わせようとは思いません。

世の中の皆さんが休みの日こそ僕らの出番なわけですから!

と、今日もしっかり働いた後に、月一の重大イベント。

アシスタント技術チェック

これは毎月、月末の日曜日に行っております。

モデルさんを連れてきてスタイルを作りスタイリスト全員でチェックします。

ウィッグと違い、しかもタイムを計り、みんなに見られる。

ものすごく緊張します。

しかも、月に一度の力試し。

ダメならまた1ヶ月後です。

震える手を握りながらみんなハサミを振るいます。

チェックする側も真剣です。

ここで昨今気になる話題。

カリキュラムの必要性

カリキュラムって実際必要なのだろうかと。

度々疑問にあがりますね。

僕はあえていいます。

絶対にあった方が良い。

正確に言うと途中まではあった方が良い。

道しるべとして進むべき道がある程度見えてくると思います。

では、わざわざスタイリストの前で技術テストをする必要はあるのか、という疑問。

これはやってみて初めて分かりました。

後輩たちが一気に成長します。

見られながら、時間を計られながら、普段ならアドバイスを受けたいのに自分なりに考えながら切り進める。

そのドキドキはもはや実戦です。

お客様の施術をする時はそれ以上の責任とプレッシャーなわけですから。

カリキュラムの必要性を途中までと言ったのはそこです。

だんだんとカリキュラム云々よりも自分に足りないものを求め始めます。

つまり、最初は「カリキュラム合格のために練習する」というものだったのが、途中から「もっと上手くなりたいから練習する」に変わるのです。結果として合格が付いてきます。

それはものすごい意識の変化です。

そしてそこまで到達したら、より先輩スタイリストの責任が増します。

貪欲に吸収しようとする後輩に対して必要十分以上の答えを用意しなければなりません。

後輩の教育というのは先輩の義務です。

それを放棄する、または後輩からみて成長を感じられなければついて来ません。

お互いが切磋琢磨して相乗効果で向上していかなければ関係は成り立たないのです。

さらに言えば美容師は技術が全てではありません。

もっともっと練習して勉強して様々な面においてお互いに吸収する、常に向上できる集団をこれからも目指します。

さぁ明日からまた頑張りましょう!

(技術の成長と共に今年は体も成長させたい…最近筋トレ美容師増えてきたな…。)